2015年12月05日

04.曲がりなおし

12月にはいり、公私共にバタバタして作業は遅れ気味です。
それでも少しずつでも進めて行けばやがて完成までたどり着けるものです。
のんびりマイペースで作業して行きます。

さて。。。

曲がり直しですが、矯め木と呼ばれている道具を使います。
写真のものは自作しましょう。

IMGP0073.JPG

下の格好良いのはkawagarasu製。
工房にお邪魔した際にお土産として頂いたもので大事に使っています。

竹の太さに合わせて溝の位置を使い分けます。

IMGP0072.JPG

曲がりのほとんどは節の前後です。
節全体ではなく、節の前後をそれぞれに熱を加えて曲がりを直します。

IMGP0070.JPG

曲がり直しの後は。。。

IMGP0069.JPG

ピンぼけですがこんな感じでわかるでしょうか。

火入れ後も頻繁に曲がり直しをします。
私はアルコールランプをつかいますが、焦がしてしまうと竹がもろくなりますので要注意です。

次は張り合わせ前のテーパーをつけていきます。

寒くなり疲れもピークになってくる頃ですね。
風邪等ひかないように頑張りましょう(笑)
posted by ジョニー at 08:05| Comment(2) | TrackBack(0) | kawagarasu工法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月13日

05.テーパー削り

一般工法であれば様々なデータがネットで探せば見つかりますが、
二枚合わせに流用しても同様な結果は望むのは難しいでしょう。

もしも作ろうと思う方で悩むようでしたら、
ティップとバット径を決めてストレートのテーパーで作ってみるのが良いと思います。

数本作るうちに自分のイメージができてくるので制作を重ねる毎により良いロッドが制作できると思います。

では。。。取り急ぎですが多ピース仕様のテーパー出しをしましたので紹介します。

強化ガラスの5ミリを作業面にしてサンダーでテーパーを出していきます。
タジマのドレッサーとノギス。

IMGP0079.JPG

表皮側はあまり削らないように。
テーパをつけるのは内肉側。時折ノギスで計測しながらテーパーを付けていきます。

IMGP0082.JPG

tipは2ミリ。
基本的にスクレピングしていないので表皮のみに近い感じです。

IMGP0083.JPG

途中確認で内肉合わせした写真。
両側共に可能な限り同じ厚さになるようにします。

IMGP0090.JPG

あらかじめ決めたテーパーで5ピース分をひとまず削り終えました。
サンダーだけでは時間が掛かりすぎるのでカッターも併用。

IMGP0084.JPG

後日もう一度チェック。

このとき曲がり直しをする際、見た目よりもファイバーを真っすぐにするのがポイントです。

今回も曲がり直しをしてからテーパーをチェック。微妙に削りテーパーを調整をしました。

次は早くも接着に入れるところまで来ました。

マルチピースのブランクなのでかなり作業は早いです。
これらのピースを接着しながら節ありの2Pのブランクを削ります。

こちらは節を攻略しないとなりませんし、おまけにピースが長いので少しばかり大変です。

では次回。。。

posted by ジョニー at 14:15| Comment(4) | TrackBack(0) | kawagarasu工法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

06_接着と整形

今年ももう少しで終りますね。
ようやく年賀状を出して一安心。

竿作りも残念ながらあまり進めてないのですが
とりあえず夜な夜なマルチピースの接着だけ完了させました。

IMGP0092.JPG

アルミのLアングルを2本仕様してピースを接着。
クランプをつかって接着しているところ。

以前は板材を二枚使い挟み込んでいましたが...

アルミは柔らかくクランプの傷が付きますが竹を痛めるほど堅くないようですので
今年に成ってコチラの方法で接着しています。

接着剤は一般工法でも使っているものでも良いですが、作業性が良くないのでここのところは
タイトボンドを使っています。

ピースごとに接着したものをカッターで整えた状態がこちらです。

IMGP0096.JPG

これからガラス板の上でサンダーを使いながらノギスでチェック。。。
四角整形をしていきます。

kawagarasu工法はここからブランクを整形していいきますが。。。
この整形という作業工程こそが。。。。
工法特有のおもしろい部分ですので簡単ですが紹介させていただきます。

四角、六角、五角、三角、丸、など様々な断面形状のロッドをつくることができます。
圧倒的に強いブランクをつくるなら四角整形ではじめは四角整形のロッドから作るのが良いかもしれません。

続いて、六角、丸整形となりますが、しなやかでかつパワーを兼ね備えたなロッドへ仕上げる事ができます。
簡単に図にしましたのでご覧下さい。

形状による違い 2.png

内肉側を会わせて左右が表皮側です。
グラデーションの四角が竹を二枚会わせしたイメージ。
左右の濃い部分は表皮側でパワーファイバーが温存されている部分。
張り合わせしたセンター側へいくにつれてファイバーは繊細なものになるイメージです。

ブランクのスパインは図でいえば上下方向に現れ、ガイドはこの面に取り付けることになります。
一方左右についての振れは曲がりにくい性格となることでこの工法特有の直進性をもったブランクに仕上がります。

kawagarasuロッドの直進性の良さはこの工法から生まれるもので一般工法ではこの特製は出ないものだと思っていましたが、
唯一、一昨年カチーフさんを通してお会いした工房渡辺さんのロッドはちょっと驚きでした。
2年ほどロッドをお借りできる機会をいただき、何度か使わせていただきましたが、一般工法でありながら、みたことのない六角扁平ブランクンク。特筆すべき点は直進性を狙う構造と作りになっていました。

興味のある方はコチラへ。。。。

過去に私は丸整形をベースに、六角、四角、三角と作ってみました。
皆それぞれ個性的でをもつブランクで楽しい釣りをしてきました。


kawagarasu工法は二枚合わせのブランク特製を基本として、いくつものブランクが生まれてきました。
もはや一般の工法とは別物であることがお分かりいただけるかと思います。

次回は来年になるかと思います。
少々スローペースですが引き続き頑張ります。
今年も当ブログに遊びにきていただいた方々へ感謝いたします。

来年も引き続き宜しくお願いいたします。
posted by ジョニー at 19:59| Comment(6) | TrackBack(0) | kawagarasu工法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする