一般工法であれば様々なデータがネットで探せば見つかりますが、
二枚合わせに流用しても同様な結果は望むのは難しいでしょう。
もしも作ろうと思う方で悩むようでしたら、
ティップとバット径を決めてストレートのテーパーで作ってみるのが良いと思います。
数本作るうちに自分のイメージができてくるので制作を重ねる毎により良いロッドが制作できると思います。
では。。。取り急ぎですが多ピース仕様のテーパー出しをしましたので紹介します。
強化ガラスの5ミリを作業面にしてサンダーでテーパーを出していきます。
タジマのドレッサーとノギス。
タジマのドレッサーとノギス。
表皮側はあまり削らないように。
テーパをつけるのは内肉側。時折ノギスで計測しながらテーパーを付けていきます。
tipは2ミリ。
基本的にスクレピングしていないので表皮のみに近い感じです。
途中確認で内肉合わせした写真。
両側共に可能な限り同じ厚さになるようにします。
あらかじめ決めたテーパーで5ピース分をひとまず削り終えました。
サンダーだけでは時間が掛かりすぎるのでカッターも併用。
後日もう一度チェック。
このとき曲がり直しをする際、見た目よりもファイバーを真っすぐにするのがポイントです。
今回も曲がり直しをしてからテーパーをチェック。微妙に削りテーパーを調整をしました。
次は早くも接着に入れるところまで来ました。
マルチピースのブランクなのでかなり作業は早いです。
これらのピースを接着しながら節ありの2Pのブランクを削ります。
こちらは節を攻略しないとなりませんし、おまけにピースが長いので少しばかり大変です。
では次回。。。
テーパーは面白いですよね。
僕もティップとバットを決めて直線でつなぐテーパーから入りました。
その後、バットのテーパーを緩くしたり!ティップの立ち上がりをきゅうにしたり…
名竿と言われるロッドのテーパーの意味考えたりしてますが、そもそもの加工精度が低くてうまくいってませんが…^^;
こんばんは。
一般の工法の場合はかなり精度が良いのではないでしょうか。
こちらはフルハンドですのでいつでもオリジナルなテーパー(笑)
完成までドキドキします。
私は、繊細なものから少しずつハードなアクションに移行しています。
しげさんとのやりとり、なかなか興味深く拝見しております。
「繊細なものから少しずつハードなアクションへ」
というのは「テーパーが急なものからゆるやかなものへ」ということですか?
こんばんは。
難しい質問ですね(苦笑)
テーパーとアクションとは別のものだと思っています。この場で説明できないので省略させていただきますが、
ハードという表現は的を得ていないかもしれませんが、繊細でありながらより厳しい状況化でも余裕の釣りができるというイメージです。
なかなか思うようにならないのがまたおもしろいんですね。